BITTER HONEY~女上司とイケメン部下の秘密結婚~
要らぬ恥をかいてしまった…



昨日…棗と肌を交わしてから…私の調子は悪くなる一方。


好転の兆しなく…ランチタイムになってしまった。


本調子が戻るまでは棗との接触は避けたいけど…






私たちは互いの存在を無視出来ない関係。

大手のクライアントには揃って営業に向かう。


昼からペアで仕事をする為…食堂でランチを一緒に食べていた。



「…ずっと…視線が泳いでますね…でも、プレゼンの時はジッと俺を見てましたね。課長」



「小野瀬…それは気のせいだ」



「気のせい?本当に?」


棗は目の前に座る私の顔に顔を近づけて来る。



「…近い…離れろ…」



私の方が顔を離す。






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