いつも同じ空の下で
「ジュリ・・・・・・ジュリ・・・」
遠くの方で、ぼんやりとヨシキの声が聞こえる
その声に導かれる様に、ゆっくりと意識を取り戻す
「ん・・・・」
「ジュリ起きて」
「ん~‥まだぁ…」
「ジュリ」
耳元で名前を呼ばれて、ハッと意識が戻って勢いよく起き上がった
慌てて周りを見ると、何故か私はベットの上に寝ていた
その状況が理解できず、キョロキョロと辺りを見渡す
「えっ!? え!?」
そんな私の姿を見て、ベットに腰かけてクスクスと笑うヨシキ
「あまりにもグッスリ眠ってたから、起こさずに寝室に運んだんだ。風邪ひくと大変だからね」
「あ…りがとう」
見渡した部屋の中は真っ暗で、ベット横に置いてあるランプが、ぼんやりと光っているだけだった
薄いカーテンの向こうも、すっかり太陽が沈んでいる
その様子を見て、慌てて口を開く
「ごめん!! 私寝ちゃってたんだっ! え!? 今何時!?」
「――それが・・・俺もジュリの寝顔見てたら、寝てしまって・・・今10時なんだ」
私の言葉を聞いて、少し気まずそうにヨシキが頭を掻いた
「ええぇぇぇぇっ!!」
そんなにも寝てたの!? やばい!! お母さん達に怒られる!!
急いで携帯を取り出して画面を見ると、案の定お母さんからメールや電話がきていた
とりあえず電話して今から帰るって言おうっ