いつも同じ空の下で
「えっと・・・今日ユウキの家に行ってる事にしてあるんだけど、なんかユウキがうまく話してくれたみたい・・・」
ボソボソとミズキから聞いた事をそのまま伝える
「そっか、ユウキちゃんに感謝だね」
私の言葉を聞いて、ホッとしたヨシキはふぅ~と溜息をついてニッコリ笑った
その表情を見て、私もパニックになっていた頭が落ち着きを取り戻してきた
「ちょっと、ユウキに電話してくるね」
そう言って寝室を出て、さっきDVDを見ていた部屋でユウキに電話をかけた
『はいは~い』
しばらくすると、いつもの調子で電話にでたユウキ
「もしもし? ジュリだけど。さっきお母さんから電話あったんだって? 話合わせてくれてありがと~」
『あぁ~いいよ! 気にしないで~』
そう言って、どこか嬉しそうに話すユウキ
「それでさ、今からそっち泊まりに行っていい?」
家にはユウキの家に泊まると言ってある手前帰れないし
そんな事を思いながら、受話器の向こうのユウキに聞いてみる
すると
『はぁ~!? 今ヨシキの家に2人でいるんでしょ? ならヨシキの家に泊まりなさいよ!』
「えぇぇぇ!?」
予想外のユウキの返事に思わず電話を握りしめた
「ちょっと、無理無理!! 2人っきりなんだよ!? 着替えもないしっ」
『そんなのコンビニで買いな。じゃ、頑張ってね~』
妙にノリノリの声でそう言い終えると、一方的に電話を切られた