いつも同じ空の下で


しばらくシンと静まる部屋

私は祭壇のヨシキを、ただジッと見つめていた




すると




「今日はね、渡したいものがあって呼んだんだよ」

「渡したい・・・もの?」




キョトンとする私に優しく微笑むお父さん

すると、お母さんがヨシキの小さな祭壇から黒い小さな箱を持ってきた



ベルベット生地でできた高そうな小さな箱

大事そうに両手で包みこむ様にして持っている




「開けてみて」




それを私の手にそっと渡して、お母さんが優しく微笑んだ

不思議に思いながらも、私は言われるまま、その黒い宝箱の様なものを開けた




「――っ」



するとそこには、小さなリングが1つだけはまっていた


キラキラと輝く大きなダイヤ

そしてそのダイヤを挟む様に、真っ青な小さなダイヤが2つ並んでいる





「綺麗・・・」





キラキラと光る宝石に思わず声が零れた

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