anjel
みっくん先輩の言葉で、他のバンドの先輩もいる事に気づいた。
「幸望ちゃん、ちょっと後ろむいて」
「あ、はい」
「じゃ、撮るよ~♪」
はい、チーズ!というかけ声と共に、
カシャっという軽快な音が鳴る。
「じゃあ、次は俺と2ショットね」
みっくん先輩はそう言うと、私の肩を抱いて自分の方へと引き寄せる。
「わっ!」
「じゃあいきまーす!
はい、チーズ!」
カシャ。
「亮二ありがと」
「どういたしまして♪」
撮ったばかりの写真を満足そうに見るみっくん先輩。
なんか、楽しそう……
って。
「それより、どうしてここに先輩たちがいるんですか!?」
一番大事なことを聞くの、忘れてた!!
「ん?
まあ、ここのOBだしね。
学祭の間は、よくみんな来るでしょ?」
来るのは当たり前、という風に言う奏多先輩。
「幸望の甚平姿を見に来た。」
相変わらずの無表情で言う翔先輩。