anjel
するとそこへ。
「…朝っぱらからなにしてんの?」
低血圧で機嫌の悪い翔輝が起きてきた。
「あ、翔輝おはよう」
「げ。お兄起きてきたの?」
「なんだよ、げって」
「一人で食べようと思ってたのに〜」
ちぇっと言いながら、冷蔵庫からイチゴタルトを取り出す知恵ちゃん。
「…幸望が作ったの?」
「あ、うん。よかったら食べて」
「食う」
翔輝はそう言って、知恵ちゃんからイチゴタルトの乗ったお皿を取り上げる。
「ちょっと!?先にあたしが見つけたんだからあたしが食べるの!!」
「幸望は俺に食べてって言った」
「"よかったら"でしょ!?私はよくないんだから食べるな!!」
「朝から大声出すな。うるさいぞ」
「お兄こそ妹にあげないとか大人気ない!!少しは譲ったらどうなの!」
「ちょ、2人とも……」
とめる隙間もない、凄まじい言い合いをする翔輝と知恵ちゃん。
2人とも、口悪過ぎ………