透明な君
「あの時は…本当にごめんなさいね…。自分のことを棚にあげて…」
「いいんです。おばさん。あの電話がなければ僕はサツキの夢のことを思い出せてませんでしたから…」
「サツキの夢…?」
「あ。いえ、なんでもないです」
そう、とおばさんは言い夕食を勧められたが、
もう遅いし
妻が待っているといい
おじさんとおばさんに挨拶して自宅に向かった。
おじさんは単身赴任を終えこっちに帰ってきていた。
夫婦円満。
喜ばしいことだ。