透明な君

「ほらほら。静かにしなさい。校長も教頭もよく考えてください。三角関係なんて」


主任の言葉に
ウンウンと2人は頷いた。


「ヒトミさんはこんな男たちに好意をもつはずありません。もっと別の理由でしょう?」


「「ジジィっ!?てめぇっ!!!」」


半分あってることにイラっとした。


「やっかましいっ!!!」


担任に頭を殴られ
新たな傷ができた。


まったく、とため息をつき

「皆さん。ここは担任である私に任せていただけないでしょうか?この2人もこんな状態では言いたいことも言えないでしょう」


最もな言葉。

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