【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
祐輝の生まれ育った地に瑞希は立った。


空港に降り立っても、さほど違いを感じていない祐輝とは違って、、今まで住み慣れていた土地を離れ、初めて違う土地に降り立った瑞希には、空気の違いがはっきりわかっていた。


祐輝の住み慣れた街は緑の香りがする…


都会の排気ガスの匂いとは違って、空気がすんでいると言った方がいい表現だと瑞希は思っていた。


人がせかせかと、時間が流れてはいない。


ゆっくり…


ゆっくり…


時が流れているように瑞希は感じていた。


今までに感じたことのない、不思議な瞬間…

「祐輝が生まれたのって、こんなに心地よい場所なの~」


「そうかぁ~?瑞希は都会育ちだからな~そんな感じなのかな~俺は小さい頃から住んでるからな~」


「いいところね…」
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