【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「結婚に向けてのお話もあると聞きましたよ~ゆっくり話ししてきて下さいね。あと…柴崎さんにお話があるので、ちょっといいですか」


「はい。瑞希出掛ける用意して、朝食取ってて」


「うん~」


中舘医師に連れられ、治療室に入った。


「柴崎さん、結婚のお話が出てる様子なのではっきりお話ししますね」


「はい…」


「瑞希さんとは、まだ…性的な行為はないですか?」


「は…はい」


「今の状態だと、体力的にも精神的にも落ち着いているので、大丈夫です。ただ、瑞希さんの場合、感染症をおこしやすく、妊娠は今はまだ考えるのは無理かと思います。ゆっくり時間をかけて考えていくのが良いと思います。それだけは、男性の柴崎さんに気をつけて頂かないと…」


「はい…わかりました。ありがとうございます。あと…実は、父親のこともあって、瑞希とこちらに越してこようと思っています。これからの瑞希のこと、先生にお願いはできますか?」
< 162 / 279 >

この作品をシェア

pagetop