【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
「優しいか~晴香と結婚して、色々なことが見えたんだ。自分が変わらないと、相手に何も求めることなんてできないってね。瑞希に出会って君の優しさに触れた時に、自分が変われるような気がしたんだよ。瑞希を幸せにしてあげたいってね」


父親の病院に着いて病室に向かうと、先に来てくれていた晴香の母に廊下で会った。


「お母さん…おはようございます。昨日はすみませんでした。今朝も早くからすみません」


「おはよう~瑞希さん体調は大丈夫?」


「はい…すみません。今日は外泊許可もでました!」


「じゃあ、落ち着いているのね病状」


「はい…」


「良かった~」


「お母さん、瑞希に晴香の母親だって、わかっちゃいました」


「えっ…そうだった…ごめんなさいね。瑞希さん…気になるかって思ってね。晴香には話してないから会うことはないから安心してね」
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