【続編】スパイシーな彼~彼女が生きた証愛した瞬間
出産を間近にひかえ、瑞希の緊張は高まっていて、毎晩せりだしたお腹と腰痛で、寝苦しくなっていた。
ただ、隣に祐輝がいてくれて…祐輝の寝息を聞きながら、一人じゃないことに喜びを感じ、また、赤ちゃんの胎動に母親になる未来を想像しながら、この幸せがずっと続くことを願い、眠りにつく。
検診で手術の日が決まった。
瑞希の体調も、今は安定している。
あとは、無事に手術の日を迎え、瑞希の体力が続いてくれることを願うしかなかった。
眠れない夜を瑞希は過ごしていた。祐輝もまた、瑞希との二人だけの時間を感じながら、生まれてくる赤ちゃんとの対面と、瑞希の体調の心配が重なり、寝付けない夜を過ごしていた。
絡ませた手を、瑞希は強く握りしめ、祐輝の胸に顔をうずめていた。
「瑞希、怖いのかい?ごめんな…俺代わってあげれなくて…」
「怖くないよ…ただ、祐輝と過ごせる、最後の夜かもしれないな~なんて…」
「おい…最後じゃないだろう。これからだって、俺は瑞希との時間大切にしていくよ。これからが、また新しいスタートだろう~」
祐輝の言葉を聞いて、瑞希は眠りについた。
新しい命の誕生から、確実に瑞希の人生が短くなっていることを、まだ誰も想像などしていなかった。
幸せが近づいているただそれだけを願って…
ただ、隣に祐輝がいてくれて…祐輝の寝息を聞きながら、一人じゃないことに喜びを感じ、また、赤ちゃんの胎動に母親になる未来を想像しながら、この幸せがずっと続くことを願い、眠りにつく。
検診で手術の日が決まった。
瑞希の体調も、今は安定している。
あとは、無事に手術の日を迎え、瑞希の体力が続いてくれることを願うしかなかった。
眠れない夜を瑞希は過ごしていた。祐輝もまた、瑞希との二人だけの時間を感じながら、生まれてくる赤ちゃんとの対面と、瑞希の体調の心配が重なり、寝付けない夜を過ごしていた。
絡ませた手を、瑞希は強く握りしめ、祐輝の胸に顔をうずめていた。
「瑞希、怖いのかい?ごめんな…俺代わってあげれなくて…」
「怖くないよ…ただ、祐輝と過ごせる、最後の夜かもしれないな~なんて…」
「おい…最後じゃないだろう。これからだって、俺は瑞希との時間大切にしていくよ。これからが、また新しいスタートだろう~」
祐輝の言葉を聞いて、瑞希は眠りについた。
新しい命の誕生から、確実に瑞希の人生が短くなっていることを、まだ誰も想像などしていなかった。
幸せが近づいているただそれだけを願って…