散華の麗人
一正はその少女を見て、陸羽に問う。
『……は?』
自分の子かと問われて眉をしかめた。
『王の傭兵、よ。』
現国王である息子に目を向けて言った。

傭兵と言われて不思議な気持ちでいっぱいだった。

しかし、次の戦でそれを理解した。

何百、何千もの敵をたったひとりで倒している。

その光景は、“ありえない”としか表現できないほど、異常だ。
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