散華の麗人
そして、いつものように笑ってみせた。
「皆まで言わずとも、わかるな?」
つまり、その軍が再び攻撃を仕掛けるのを阻止しろという意味だ。
それを察して、風麗は頷く。
「ここは、私にお任せを。」
「あぁ。だが、わしも行く。」
風麗は血相を変えた。
「何を言いますか!!貴方は総大将なのですよ?」
「1人で倒せる敵とは思えん。」
一正は風麗を真っ直ぐ見た。
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