恋愛放棄~洋菓子売場の恋模様~
笹倉からのメールも着信も全部無視してるから、目が合うとビシビシ矢が突き刺さるようで痛い。
だって。
恵美と話をしようにも、向こうも目を合わせようとしなくて、今の私にそれを無理やり押し切る勇気もなくて。
そんな状態で笹倉と話をするのも気が引けて。
何より。
何をすれば、どうすればいいか、全くわからなくなった。
「暇ならショーケース磨いて」
中から、白いダスターを手渡されて、時間を稼ぐように只管丁寧にガラスを磨く。
嫌われたって仕方ないし、それをどうにかしようとすることさえ、おこがましい気がした。
違うな、更に嫌われるのが怖いだけ。
勢いつけて話しにいって
冷たい目で見られるのが怖い。
臆病風に吹かれている私は、もうそれ以上考えたくなくて。
無心を強引に引き寄せながら磨いていた。
「あら、いらっしゃいませ。狭山さん、藤井さんいらしたわよ」
店長の声と同時に、ショーケースの端っこの方グレーのスーツが映る。
もうこの突撃にも慣れてきた私は
「私今忙しいので、店長接客してください」
顔も上げずに拭き掃除を続行した。
だって。
恵美と話をしようにも、向こうも目を合わせようとしなくて、今の私にそれを無理やり押し切る勇気もなくて。
そんな状態で笹倉と話をするのも気が引けて。
何より。
何をすれば、どうすればいいか、全くわからなくなった。
「暇ならショーケース磨いて」
中から、白いダスターを手渡されて、時間を稼ぐように只管丁寧にガラスを磨く。
嫌われたって仕方ないし、それをどうにかしようとすることさえ、おこがましい気がした。
違うな、更に嫌われるのが怖いだけ。
勢いつけて話しにいって
冷たい目で見られるのが怖い。
臆病風に吹かれている私は、もうそれ以上考えたくなくて。
無心を強引に引き寄せながら磨いていた。
「あら、いらっしゃいませ。狭山さん、藤井さんいらしたわよ」
店長の声と同時に、ショーケースの端っこの方グレーのスーツが映る。
もうこの突撃にも慣れてきた私は
「私今忙しいので、店長接客してください」
顔も上げずに拭き掃除を続行した。