恋愛放棄~洋菓子売場の恋模様~
だだっ広い社員食堂には、数え切れないくらいの長机と椅子がずらりと並んでいる。
クリームコロッケのはいったAランチのプレートを手に、ざっと周囲を見渡す。
いつもは座る場所の確保も難しいくらいたくさんの社員が利用するのだが、今日は早目に来た甲斐あって、難なく座ることができた。
もそもそとコロッケを箸でつつく。
空いているとはいえそれなりに人は居て、知り合い同士集まって食事をしている。
私は元々、たくさん友達をつくるタイプでもないし、同じ店の子となれば人数が少ないので一人ずつ交代だ。
恵美と食べれない日は、偶然笹倉あたりに会わない限り、大概一人で食べることになる。
だから、別に一人で食べることくらい慣れているのだ。
ただ、もう何日も恵美と一緒じゃないから、変に堪えるだけ。
味気ないクリームコロッケを飲み込んだ時、膝に乗せたバッグの中で携帯が震えるのがわかった。
近頃、また母からの電話かと思いうんざりする。
が、すぐに止まったのでメールのようだった。
箸でつまんだ添えもののプチトマトを口に放って、携帯を開いた。
「今日迎えに行く」
絵文字どころか要件のみのそっけないメール。
藤井さんからだった。
「今日早番ですよ…と」
送信。
こちらも飾る必要がないので楽ちんだ。
クリームコロッケのはいったAランチのプレートを手に、ざっと周囲を見渡す。
いつもは座る場所の確保も難しいくらいたくさんの社員が利用するのだが、今日は早目に来た甲斐あって、難なく座ることができた。
もそもそとコロッケを箸でつつく。
空いているとはいえそれなりに人は居て、知り合い同士集まって食事をしている。
私は元々、たくさん友達をつくるタイプでもないし、同じ店の子となれば人数が少ないので一人ずつ交代だ。
恵美と食べれない日は、偶然笹倉あたりに会わない限り、大概一人で食べることになる。
だから、別に一人で食べることくらい慣れているのだ。
ただ、もう何日も恵美と一緒じゃないから、変に堪えるだけ。
味気ないクリームコロッケを飲み込んだ時、膝に乗せたバッグの中で携帯が震えるのがわかった。
近頃、また母からの電話かと思いうんざりする。
が、すぐに止まったのでメールのようだった。
箸でつまんだ添えもののプチトマトを口に放って、携帯を開いた。
「今日迎えに行く」
絵文字どころか要件のみのそっけないメール。
藤井さんからだった。
「今日早番ですよ…と」
送信。
こちらも飾る必要がないので楽ちんだ。