恋愛放棄~洋菓子売場の恋模様~
「なんでこの人と一緒に食事しなきゃいけないの?他人の人間関係引っ掻き回しといてえらそーに説教して、私はあなたのことぜんっぜん許してないから!」
「俺、ただナンパしただけでお前らの喧嘩に巻き込まれて、最後は捕獲まで手伝わされてむしろ被害者だろ…」
まさに猫が毛を逆立てるような恵美の剣幕に、藤井さんは呆れた顔をして肩を竦めた。
そのまま私は恵美に手を引っ張られて帰ってきたので、本当にあの二人が男子会を始めたかどうかは知らないけれど…
わざわざ出てきてくれた藤井さんが食事もせずに帰ったのなら少し申し訳ない。
後で、電話だけはしておこう。
抑も謎で仕方なかったのが、なぜ恵美と笹倉と藤井さんが連絡取り合う仲になってるのかだけど。
私が覚えてもいなかった名刺の行方は恵美の元だったようで。
「私から藤井さんに電話したの。もうこれ以上みさにちょっかいかけて欲しくなくて。それで悪戯のこと聞いて。瑛人君の連絡先教えたのも私」
私一人、自分のことでいっぱいいっぱいだったのだと思うと情けなくて、ぼそぼそと「ごめん」と呟いたら、恵美が「ばか」と言いながら笑った。
あまりの空腹に、二人共殆ど会話もなく食べ進め、ようやく満たされた頃。
「恵美、彼氏とうまくいってなかったの?」
食べきれなくて3切れほど余ったピザを目の前に、食後のコーヒーを飲みながら聞いてみる。
恵美の好きな人が笹倉だと気付いた時から、ずっと気になっていたことだった。
「俺、ただナンパしただけでお前らの喧嘩に巻き込まれて、最後は捕獲まで手伝わされてむしろ被害者だろ…」
まさに猫が毛を逆立てるような恵美の剣幕に、藤井さんは呆れた顔をして肩を竦めた。
そのまま私は恵美に手を引っ張られて帰ってきたので、本当にあの二人が男子会を始めたかどうかは知らないけれど…
わざわざ出てきてくれた藤井さんが食事もせずに帰ったのなら少し申し訳ない。
後で、電話だけはしておこう。
抑も謎で仕方なかったのが、なぜ恵美と笹倉と藤井さんが連絡取り合う仲になってるのかだけど。
私が覚えてもいなかった名刺の行方は恵美の元だったようで。
「私から藤井さんに電話したの。もうこれ以上みさにちょっかいかけて欲しくなくて。それで悪戯のこと聞いて。瑛人君の連絡先教えたのも私」
私一人、自分のことでいっぱいいっぱいだったのだと思うと情けなくて、ぼそぼそと「ごめん」と呟いたら、恵美が「ばか」と言いながら笑った。
あまりの空腹に、二人共殆ど会話もなく食べ進め、ようやく満たされた頃。
「恵美、彼氏とうまくいってなかったの?」
食べきれなくて3切れほど余ったピザを目の前に、食後のコーヒーを飲みながら聞いてみる。
恵美の好きな人が笹倉だと気付いた時から、ずっと気になっていたことだった。