恋愛放棄~洋菓子売場の恋模様~
「恵美ちゃんに、怒るなよ。俺が脅したんだから」
「嘘だよ、恵美が脅しくらいで折れるわけないでしょ」
「…泣き落とし?」
それなら、納得できるけど。
私を思ってのことぐらいはわかるから、端から怒ってはいない。
彼は、私の正面に座る。
けれど、言葉が出ないようで、仕方ないから私から何か話を探すことにする。
たとえ仕事では突発事項に対応できても、こういうことには弱くなる人だと思ってた。
男の人はみんなそうなのかもしれないが。
…しょうのない人。
呆れたわけじゃない。
けど、やはり困らせてはいけないなと改めて思った。
その、困惑した表情を見ていたら。
そんなことを考えていたら。
良い方法があるじゃないか。
思いついてしまった、上手くごまかせる方法。
そうだ。
端から私は、こういう女だし。
「そんな、心配しなくても大丈夫だよ。笹倉の子じゃないんだから」
あっけらかんと、笑い飛ばした。
「何言ってんの、お前」
だけど、彼の顔はますます歪んでしまって、私は笑顔を貼り付けたまま固まった。
「もういいから、そういうのは」
「嘘だよ、恵美が脅しくらいで折れるわけないでしょ」
「…泣き落とし?」
それなら、納得できるけど。
私を思ってのことぐらいはわかるから、端から怒ってはいない。
彼は、私の正面に座る。
けれど、言葉が出ないようで、仕方ないから私から何か話を探すことにする。
たとえ仕事では突発事項に対応できても、こういうことには弱くなる人だと思ってた。
男の人はみんなそうなのかもしれないが。
…しょうのない人。
呆れたわけじゃない。
けど、やはり困らせてはいけないなと改めて思った。
その、困惑した表情を見ていたら。
そんなことを考えていたら。
良い方法があるじゃないか。
思いついてしまった、上手くごまかせる方法。
そうだ。
端から私は、こういう女だし。
「そんな、心配しなくても大丈夫だよ。笹倉の子じゃないんだから」
あっけらかんと、笑い飛ばした。
「何言ってんの、お前」
だけど、彼の顔はますます歪んでしまって、私は笑顔を貼り付けたまま固まった。
「もういいから、そういうのは」