恋愛放棄~洋菓子売場の恋模様~
◇
「あー…そういや、夏季商品どうすっか」
大口配送のギフトの包装をしては配送用のダンボールに詰めていく作業をしながら。
今朝、店のパソコンに本社からメールが届いていたのを思い出した。
夏季限定商品の販売期間の連絡で、初回納品数を本社に返信しなければならない。
すぐ近くで事務作業をしている店長に、聞いてみることにしたが。
「店長、どんくらい仕入れます?」
「あ、笹倉君に任せるわ。決めて返信しといて」
そう言うと思った。
明白に溜息をついてみせるが、恐らく少しも堪えてない店長は、鼻歌混じりでパソコンに昨日の売上を入力している。
「今パソコン使ってんの店長なんですから、そのついでにさくっと返信しといてくださいよ」
「数はどうすんだよ」
「……もういいです。俺やっときます」
端から考えるのが面倒らしい。
ほんと、この人は何のためにここにいるのかわかんねぇ。
仕方ない。
後で去年の売上傾向調べとくか、と次の商品を手に取って包装しようとしていた時だった。
「笹倉さん、向いの豊田さん呼んでますよ」
その声に振り向くと、店の隅に恵美ちゃんが居た。
少し慌てた様子で、他の販売員に会釈しながらカウンター内まで入ってくる。
「あー…そういや、夏季商品どうすっか」
大口配送のギフトの包装をしては配送用のダンボールに詰めていく作業をしながら。
今朝、店のパソコンに本社からメールが届いていたのを思い出した。
夏季限定商品の販売期間の連絡で、初回納品数を本社に返信しなければならない。
すぐ近くで事務作業をしている店長に、聞いてみることにしたが。
「店長、どんくらい仕入れます?」
「あ、笹倉君に任せるわ。決めて返信しといて」
そう言うと思った。
明白に溜息をついてみせるが、恐らく少しも堪えてない店長は、鼻歌混じりでパソコンに昨日の売上を入力している。
「今パソコン使ってんの店長なんですから、そのついでにさくっと返信しといてくださいよ」
「数はどうすんだよ」
「……もういいです。俺やっときます」
端から考えるのが面倒らしい。
ほんと、この人は何のためにここにいるのかわかんねぇ。
仕方ない。
後で去年の売上傾向調べとくか、と次の商品を手に取って包装しようとしていた時だった。
「笹倉さん、向いの豊田さん呼んでますよ」
その声に振り向くと、店の隅に恵美ちゃんが居た。
少し慌てた様子で、他の販売員に会釈しながらカウンター内まで入ってくる。