恋愛放棄~洋菓子売場の恋模様~
◇
出入り口に一番近いハンバーガーショップに陣取った。
社食に飽きて時々外で食べる時がある。
いつもはあのオーガニックカフェに行くことが多いのだが、今日は話をする時間が欲しかったので一番手近なところで。
「俺、思ったこと言っていい?」
恵美と私の最近の不仲具合と、きっかけの出来事を話し終えたのは、主役のバーガーを食べ終えた頃。
ポテトを摘みながら笹倉が言った。
「いいよ。何?」
「ぶっちゃけ、恵美ちゃん関係ないだろ?」
もぐ、とポテトを噛む口が止まる。
「俺とお前はある程度納得して今の状態なんだし。褒められたことじゃないのはわかるけど、今更お前らが不仲になってまで口出されることじゃないだろ」
「恵美は私を心配してくれてるんだよ」
無意識に声が鋭くなったかもしれない。
「それはわかってんだって。だからそうじゃなくて」
一旦、ごくんと飲み込んで、コーヒーを啜った。
「引き金にはなったかもしれないけど、本当に言いたかったこととか溜まってたってことだよ。お前はあんまり自分のこと話さないし。だから、恵美ちゃんも言いづらいこととか、聞きたいこととかずっとあったんじゃないの?」
「何でそう思うの?」
「俺もそうだったから」
出入り口に一番近いハンバーガーショップに陣取った。
社食に飽きて時々外で食べる時がある。
いつもはあのオーガニックカフェに行くことが多いのだが、今日は話をする時間が欲しかったので一番手近なところで。
「俺、思ったこと言っていい?」
恵美と私の最近の不仲具合と、きっかけの出来事を話し終えたのは、主役のバーガーを食べ終えた頃。
ポテトを摘みながら笹倉が言った。
「いいよ。何?」
「ぶっちゃけ、恵美ちゃん関係ないだろ?」
もぐ、とポテトを噛む口が止まる。
「俺とお前はある程度納得して今の状態なんだし。褒められたことじゃないのはわかるけど、今更お前らが不仲になってまで口出されることじゃないだろ」
「恵美は私を心配してくれてるんだよ」
無意識に声が鋭くなったかもしれない。
「それはわかってんだって。だからそうじゃなくて」
一旦、ごくんと飲み込んで、コーヒーを啜った。
「引き金にはなったかもしれないけど、本当に言いたかったこととか溜まってたってことだよ。お前はあんまり自分のこと話さないし。だから、恵美ちゃんも言いづらいこととか、聞きたいこととかずっとあったんじゃないの?」
「何でそう思うの?」
「俺もそうだったから」