SOS!!誰かいませんか!?
俺は、コーヒーをもう一杯作りゆっくり飲んだ。
あの時の事を思い出してしまうと煙草を吸いたくなり彼女に許可を貰い吸った。
苦い煙草を吸いながら彼女にきちんと話した。
「鏡子ちゃんには、まだ分からないかも知れないけど俺も男なんだよ。
こないだは、若い鏡子ちゃんに欲情したのかも知れない。
いや、言い訳はよそう欲情したんだ。
ただ、この先多分しばらくは二人きりだと思う。
俺は、自制するしいつも欲情してる訳じゃないんだよ。
だから、これからも仲良くして欲しい。
頼むよ。」
彼女は、うんうんう頷きながら聞いていた。
「分かりました。私も寂しいと思ってたんですが、きっかけが掴めなくてすいません。」
彼女は、ペコリと頭を下げた。
彼女は、友人二人と夏休みを利用して山登りに来ていて今回の事故に遭った。
彼女は、植物が好きな為に友人二人と少しの間離れて植物の観察の為に森に入っていた為に助かったのだ。
両親やお兄さんは今回の事で亡くなっただろう。
彼女はそれを表に出さずに耐えているような所がある。
本来は、まだ十四歳なのだ。
俺から見たら小鳥のような存在だった。