カタオモイからはじまる恋

なんでですか。
なんで選りに選ってコイツが
拾ったのでしようか。

「ふ〜」

「不満か?王子様が拾わなくて。」

「へ?」

「考えてみろよ?瑆がお前の学生証拾ってあの証明写真をみたら。気絶するだろ?」

馬鹿にするような言い方をして、
悪ガキの笑みを浮かべる奴。

「もう、いいよ。だからさっさとどっか行って」

反抗する気力すら無くなってきた。
それに、立てないってことを
知られたくない。

「感謝の言葉も知らないの?」

「ありがとう。ばいばい。」

も~足が痛い。

「お前、もしかして立てないから恥ずかしくて早く帰って欲しいわけ?」

「しつこい!!そうだよ!立てないんだよ。
それがどうした?文句でも?」

最後の力をコイツに使ってしまった。
あたしであった。

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