シルティアの魔術師
「それと…今日は彼と2人きりでお話させて頂けませんか?」

「カトリーナ様、何をおっしゃって…うわっ…!」


剣の師匠の短い悲鳴が聞こえると同時に、扉を超えてこちらに凄まじい光が流れこんで来ました。


あまりの眩しさに私は思わず目を瞑りました。



次にゆっくりと目を開けた時には、扉の外にいた私に謁見室内がハッキリと見えるようになっておりました。


そして謁見室内は、姫君とタートスの2人だけになっておりました。
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