君が好き。~完璧で女嫌いなカレとの恋~
「あの、昨日は色々とごめんなさい」


遅くまで付き合わせてしまったし。


「それと、ありがとう...」


嬉しかった。飲もうって言ってくれて。


「別に謝ることじゃないわよ。友人として付き合ったのよ」


「橘さん...」


「恋愛にトラブルは付き物よ。...だから私が辛いときは、よろしくね」


そう言うと橘さんはロッカーを閉める。


「ほら、櫻田さんも早く着替えなさいよ。遅刻しちゃうわよ」


「うん!」


私が着替えている間、橘さんは待っていてくれた。


ーーーーー

ーー


「...で?結局東野さんはどうするの?」


更衣室を出て、秘書課へと向かうためエレベーターへと向かう。


「どうするって...何を?」


「やだ、何惚けているのよ。どうするの?東野さんシめるの?」


「しっ、シめるっ!?」


ちょうどエレベーターは到着し、乗り込む。


「そうよ。どうするの?」


「そんなことするわけないじゃない!...それに私、東野さんが話してくれるまで待とうと思うの。何より東野さんを信じたいしね!」


秘書課のある階に到着し、エレベーターから降りる。


「ふ~ん...。まっ、櫻田さんがそれでいいなら、いいんじゃないかしら」


秘書課に入り、手帳を取り出し確認する。いつものように手帳に記入しようとしたが、手が止まってしまった。



「ちょっと櫻田さん、これって...」


今日の東野さんのスケジュール。

なぜか一緒に大貫さんの名前もあったから...。


「どういうこと?大貫さんってインテリアデザイナーなんでしょ?なんで営業と?」


「分からない...」


それに一緒に名前があるってことは、私も一緒に三人で回らなくちゃいけないってこと?


「櫻田さん、おはよう」


この声って...!

慌てて振り返ると、やっぱり副社長だった。


「おっ、おはようございます、副社長!」


「おはようございます」




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