2LDKの元!?カレ
よほど疲れているのだろう。
西野くんはゆるく口を開いたまま小さな寝息を立てていて、その無防備な寝顔には疲労の色が濃く滲んでいた。
いくら若いとはいえ、最近は私以上にハードスケジュールをこなしているのだ。
もしかしたらそろそろ、彼の体も限界なのかもしれない。
それをわかっていながら私は、西野くんに求めてばかりだ。
「……ごめんね、西野くん」
私は指先でそっとその頬へ触れた。
すると西野くんは迷惑そうに眉をひそめながらゆっくりと目を開く。
「――……ん、志保子さん?」
「あ、ごめん。おこしちゃった」
ねぼけているのだろうか。
西野くんは目を閉じたまま私の体に腕を伸ばすと、強引に引き寄せる。
「わ、ちょ……っと、西野くん」
私はなすすべもなく彼の体の上に倒れこんだ。