2LDKの元!?カレ


「……でも、誰かきたら困るし」

戸惑いを見せると、西野くんは体を起こして私の顔を覗き込む。

「だったら、少しだけ」

おどけるようにそう言って、唇を尖らせながら目をつむる。

「…………もう」

西野くんには、敵わない。

でもきっと、こうして彼との物理的な距離を縮めていくことで、心の距離も縮まっていくのだろうから。

「少しだけ、だよ」

私は、彼の頬を両手で包んで引き寄せると、ゆっくりと唇を合わせる。

少しだけ。そういっていたから、すぐに離れるつもりだったのに。まだとか、もっと、とか甘く耳元で囁きながら何度もキスをねだる。

そのうち舌を絡めあうような深いキスへと変わっていくと、西野くんは私の体をギュッと抱きしめていう。

「……ヤバい、止められない、かも」
「だ、だめだよ」
「わかってますよ、だから、あの……今夜。志保子さんち、いってもいいですか?」

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