2LDKの元!?カレ
編集長が出社してきたのはそれから二時間ほど後、時計の針が十時を回った頃だった。
私は待ってましたとばかりに作業の手を止めて、編集長のデスクに駆け寄り昨日提出しておいた企画書の確認を急かす。
「――わかった、わかったから……少し時間をちょうだい」
編集長はこめかみを押さえながら顔をしかめて言う。
おそらく二日酔いだろう。
まったくもう。と思いながらも、自分は昨日の飲み会に参加しなかった手前、強くは出られない。
「……わかりました、よろしくお願いします」
頭を下げて自分のデスクに戻ると、校了の期限が迫っている秋コート特集の割り付け作業を続ける。
できたら今日は、朝カフェの原稿もできたら手を付けたいところ。
効率よく終わらせて、早く退社できたらいい。