2LDKの元!?カレ
*
翌朝、私は西野くんの腕の中で目覚めた。
私の腰を抱くようにのせられていた腕をゆっくりと外すと、彼を起こさないようにベッドから抜け出して服を着た。
それから昨日そのままになってしまった洗い物を片付けて、簡単な朝ご飯を作る。
できたものをテーブルに並べてから私は西野くんに声をかけた。
「おはよう、一度家に帰るね。朝ごはん作ったからよかったら食べて」
「……ん、志保子さん?」
むくりと体を起こした西野くんは、寝ぼけ眼で私を抱き寄せる。
「帰るんですか?」
「うん。着替えたいから」
さすがに二日続けて同じ服を着て出社するわけにもいかない。
「……じゃ、送っていきます」
「大丈夫、駅までの道は分かるから。私がでたら鍵だけかけてね」
西野くんと触れるだけのキスを交わすと、私はアパートを出て駅へと向かった。