2LDKの元!?カレ
やがて寝息を立て始めた西野くんの隣で、私は薄闇を見つめていた。
完全に眠るタイミングを逃してしまったのだ。
体はとても疲れているのに、頭がやけに冴えてなかなか寝付けない。そんなことが時々ある。
私は上半身だけ起こすと、西野くんの顔を覗き込んだ。
「することだけして先に寝ちゃうなんて、ズルイやつ」
鼻を軽くつまんでつぶやくとベッドから降りる。
床に落ちていたショーツを拾い上げてはくとキッチンへ向かい、低いモーター音を響かせている小さな冷蔵庫を開けた。
中を覗くと昨日かった食材の残りと缶ビールが数本入っている。
「一本、いただきます」
私はそういって手を伸ばし、冷えたビールを取り出すとしゃがんだままプルタブを押し上げて口を付けた。