2LDKの元!?カレ
今更ながら、仕事で疲れて夕ご飯も食べる気力もなく帰宅した後に、家事に追われる大変さを思い知る。
編集部に異動して聡と同棲を始めてからは仕事のことしか考えてこなかったし、実際に仕事しかしてこなかった。
それでも人並み以上の生活ができていたのは聡がいてくれたからなのだ。
西野くんと生活することになって、自分でも簡単にできると思っていたことが全くできていないと気付いて大きなため息をついた。
そんな私に西野くんは甘えるようにすり寄ってきて抱きしめる。
「……祐人ごめん。私、疲れてるから」
やんわりと断ったはずなのに、押し切られてしまう。
「じゃあ、すぐ済ませますから」
そう言われて私は、それ以上抵抗するのをやめる。するとすぐベッドへ押し倒された。
すぐ済ませるとの意味通り、西野くんの手は早急に私の衣服を剥ぎ取ると、私足の間に指をすべり込ませる。
受け入れる準備はまだできない。いつもよりせわしなく動く彼の指先に何も感じることができなかったのは、きっと疲れているからだ。
そう言い聞かせると私はきつく瞼を閉じて、西野くんに体を預けた。