2LDKの元!?カレ
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翌朝目覚めた私は、眠い目を擦りながらパジャマ姿でリビングへでた。
聡は既に起床していて、スーツ姿で窓の外を見つめながら器用にネクタイを締めている。
短めの黒髪と最近伸ばし始めた薄めの顎髭。その横顔に男の色香を感じて。
ああ、やっぱりカッコいいな。
なんて不覚にも思ってしまった。
「志保子、おはよう」
振り向いた聡と目が合うと、トクン、と心臓が跳ねる。
「おはよ。ケーキ、おいしかったよ」
それだけいって俯いたのは、今の胸の内を悟られたくなかったから。
別れた男にトキメクなんてありえないもの。
「ああ、ならよかった。実は、志保子の誕生日だってことうっかり忘れてて、気付いたら、コンビニしか開いてない時間になってたんだ」
私なんて、ケーキを見るまで自分の誕生日を忘れていたのに。
なんてことは言えないけど。
翌朝目覚めた私は、眠い目を擦りながらパジャマ姿でリビングへでた。
聡は既に起床していて、スーツ姿で窓の外を見つめながら器用にネクタイを締めている。
短めの黒髪と最近伸ばし始めた薄めの顎髭。その横顔に男の色香を感じて。
ああ、やっぱりカッコいいな。
なんて不覚にも思ってしまった。
「志保子、おはよう」
振り向いた聡と目が合うと、トクン、と心臓が跳ねる。
「おはよ。ケーキ、おいしかったよ」
それだけいって俯いたのは、今の胸の内を悟られたくなかったから。
別れた男にトキメクなんてありえないもの。
「ああ、ならよかった。実は、志保子の誕生日だってことうっかり忘れてて、気付いたら、コンビニしか開いてない時間になってたんだ」
私なんて、ケーキを見るまで自分の誕生日を忘れていたのに。
なんてことは言えないけど。