2LDKの元!?カレ
一人残された私は、おそらく真っ赤であろう頬を両手で包むように触れてみる。
熱い。鼓動もまだうるさいままだ。
私は大きく深呼吸をして、気持ちを切り替える。それから西野くんを追うように給湯室を後にした。
おそらく今日は普段以上に忙しくなるだろう。まず企画書を詰めなければ。
ライターとカメラマンはもう決めている。早速依頼出そう。それから予定していた取材先にも連絡を入れて、早め早めで打ち合わせ日程を組んでおきたい。鏑木圭のアポイントは西野くんに任せるつもりだし。
頭の中で優先順位を決めたら、カチカチと組み立て、次々に処理していく。
こうしていると、時間はあっという間に過ぎるもの。気が付いたらもう、時計の針は午後三時を回っていた。
「もうこんな時間だ」
チラリと西野くんを見ると、分厚い資料とにらめっこしている。