Wonderful DaysⅠ
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待ち合わせの場所で、彼を待っているつもりでいたのだが……
「───なんで、もういるんだよ」
いつから、そこにいたのか。
約束の時間よりも、かなり早く着いたはずなのに
「……早過ぎだろ」
肝心の相手は既に到着していて。
ロビーラウンジで、優雅に紅茶を飲んでいた。
彼の安全を最優先させる黒服のボディーガード達が周囲を警戒しているせいで、混雑しているはずなのにマークさんの周りの席には誰も座っていないという異様な光景。
見ず知らずの他人だったら、絶対に近づかないだろうな…なんて考えながら進んで行けば
「───久しぶりだな」
俺の姿を捉えた碧眼が、真っ直ぐにこっちを見ていた。