Wonderful DaysⅠ
一人で行動してるって……
「じゃあ、マリアは今どこにいるのかわからないんですか!?」
すぐに迎えに行けるように、急いで部屋を後にする。
『いや、先ほどから同じ道を何度も往復してるようだ』
だが、慌てる俺とは対照的にマークさんの口調は落ち着いていた。
「……は?」
『あの子は、極度の方向音痴でね。何度も迷子になっているから、GPSを持たせている』
「そうですか」
だから、冷静でいられるのか。
「じゃあ、俺が迎えに行きます」
イギリスにいるマークさんには、無理だから。
そう伝えようとすれば
『それには及ばない。今、ウチの者に連絡を取って迎えにやったところだ』
既に迎えが行っているらしい。