Wonderful DaysⅠ




結局こうなるのか……と諦めて、向かってくる奴らに向き直る。


「今日こそ、テメェをぶっ殺してやるっ!!」


「……………………」


鉄パイプを振り上げて、威勢よく叫んでいるのは特攻隊長の松永。

もう何度聞いたかわからないそのセリフを聞き流しながら、顔面に拳を叩き込む。


「……っぐ……」


呻きながら崩れ落ちていくのを確認して、奴が持っていた鉄パイプで次に向かってきていた男の足を払う。

体勢がよろめいたところで、脇腹に一発。

そうして何人か倒していると。


───葵……?


いつからそこにいたのか、白皇の連中を殴り倒している葵の姿が視界の端に映った。


……なんで、葵がここにいるんだ?

不思議に思いながらも、向かってくる奴らの相手をしていれば


「は~い、そこまで~」


今まで姿を見せていなかった白石が、隠れていたはずの女を羽交い絞めにして立っていた。





< 739 / 757 >

この作品をシェア

pagetop