Wonderful DaysⅠ
結局こうなるのか……と諦めて、向かってくる奴らに向き直る。
「今日こそ、テメェをぶっ殺してやるっ!!」
「……………………」
鉄パイプを振り上げて、威勢よく叫んでいるのは特攻隊長の松永。
もう何度聞いたかわからないそのセリフを聞き流しながら、顔面に拳を叩き込む。
「……っぐ……」
呻きながら崩れ落ちていくのを確認して、奴が持っていた鉄パイプで次に向かってきていた男の足を払う。
体勢がよろめいたところで、脇腹に一発。
そうして何人か倒していると。
───葵……?
いつからそこにいたのか、白皇の連中を殴り倒している葵の姿が視界の端に映った。
……なんで、葵がここにいるんだ?
不思議に思いながらも、向かってくる奴らの相手をしていれば
「は~い、そこまで~」
今まで姿を見せていなかった白石が、隠れていたはずの女を羽交い絞めにして立っていた。