Wonderful DaysⅠ
苦笑いで受け取った葵は
「分かったよ」
スマホを操作してから数秒で、あっという間にその場所を特定する。
あまりの早業に驚いているのか、目を見開いて葵を見上げている女に、畳んだ地図を手渡しているのを確認して
「行くぞ」
今度こそ、目的地に向けて走り出した。
そして、数分後。
辿り着いたのは……
「此処か……?」
「うん。此処で間違いないはずだよ」
真っ白な、城のような建物の前で。
そこは、夜のネオンが煌く店の中でも、断トツに目立っているホストクラブだった。