**吸血鬼と暴走族**[完]


「…それはほんとか?」


「……はい……。」


「「えっ?!紫苑がハッキング出来ないの?!」」


「そいつの名前もか?」


蒼と藍は興味津々に聞いてくるが、刃は不思議そうな表情(かお)で聞いてくる


「それが、名前しか出てこないんですよ…。」


「「「「!!!」」」」


「「名前しか出てこなかったって!!」」


「……怖いな。」


………ほぅ………


なるほどな…


これは面白くなりそうだな…(ニヤリ


ピーンポーンパーンポーン


『神崎、北条、池永ツインズ、新城。


今すぐ理事長室に来い。


-----』


「……理事長が呼んでる。」


今まで眠ってた慧が目を覚まして、理事長室へと歩く


「「転入生、女子かな?男子かな?(笑)」」


「女なら俺は関わりたくねぇ。」


蒼と藍、刃も理事長室へと向かう


「…………。」


紫苑はまだ眉間に皺を寄せてる


「…そう心配すんな!


俺たちは金龍だぞ?


そいつがどんな奴でも俺たちは負けないし、お前を見捨てない。」


俺は紫苑に手をさしだし、笑顔で言う


すると、紫苑は安心するかのように微笑んだ


「はい!信頼してますよ。


我らが総長。」


「ああ!(ニカッ」


「「狼夜ー!紫苑ー!


早くぅーー!!」


皆が屋上の扉で待っていた


「はい!!今行きます!!


狼夜!!」


「あぁ!!」







--俺たちはまだ知らなかった


あいつ、冷音との出会いが俺たちの人生を狂わし、惑わす始まりだと--




『俺は、神崎 狼夜。


金龍の総長をしている。


宜しく頼む。』


『……あぁ……』


パサッ


『宜しく頼む。(ニコ』


ドキンッ///


《狼夜side》END


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