**吸血鬼と暴走族**[完]
倉庫と暴走族


《冷音side》


俺は強制的に狼夜のバイクに乗り、金龍の倉庫へ向かう


冷「なぁ、狼夜。」


狼「何だ?」


冷「金龍の倉庫って最近改装したりしたのか?」


狼「いや。もう何十年も改装してない。」


狼夜は素っ気なく答えるが、俺はその答えが嬉しかった


またあの懐かしい倉庫が見れる


少し変わってるかもしれない


それでもいい


ただ、金龍の倉庫があの場所で今も尚、金龍に使われてることが嬉しい


冷「そうか……。」


俺は、狼夜に抱きついたまま目を閉じた


作)抱きついたままってのは、バイクだからね?!


俺の脳裏に懐かしい金龍のメンバーの笑顔が過ぎる


約15分位で金龍の倉庫に着いた


………全然変わってない


俺は変わってない事に吃驚した


もう、何十年か経っている筈なのに、全然変わってなかった


ただ変わったのが、金龍のメンバーは知らない顔ばかりと言うことだけだ


……これは仕方がないか


狼「冷音。降りれるか?」


冷「あぁ。」


俺はひょいっとバイクから降りた


そして、金龍の倉庫の中へと入る


……やっぱり知らない顔ばっかりだな


少し寂しいような、でも嬉しいような感じがした


金「「「「こんちは!!!」」」」


金龍は狼夜たちの姿顔を見ると元気よく挨拶をする


そして、金龍は俺に視線を移した


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