リア恋DASH!
あたしってばどうしちゃったんだろう。
だってあいつ学校でいる時とは全く別人だった。
ねえ、羽鳥…彼女の前のあんたが本当?
それとも学校のあの、人の無関心な姿がほんとなの?
マリの言葉を思い出した。
『昔彼女にひどい振られ方をしたせいで
女嫌いになったていう話…』
そうなの?羽鳥?
フラれた彼女ってあの子のこと?
何か、?マークがいっぱい
そのせいなのかな・
あの時感じた切ない胸の痛みは、
まだ、じくじくと疼いてる。
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契約終了。
あたしは、もう何の縛りもない。
食券ももうあたしのものだし、
羽鳥が話しかけてくることもない。
あれからのあたしたちは時々目が合うけど、
以前と変わりない。
ただ、あたしの心の中だけが
モヤモヤと煙を立ててくすぶっていた。
焼きついて離れない
あの甘いさみしそうな眼差し。
思い出すだけで胸がぎゅうっと締め付けられる。
こういうの恋煩いって言うんじゃない?
そう、
あの日からずっと、
あたし羽鳥のことが気になってしょうがないんだ。