あなたは笑顔で…



「今日どうしようかしら……」



なんか…昨日もこんなこと言ってて堂々巡りしていたわね……



「よっと……んー……」



とりあえず、同じ体勢でいたせいか体が痛くなっていたので背伸びをする。


朝の空気は昼間より澄んでいるような気がする。


深呼吸をしてみると、体と心のモヤモヤしたものが綺麗になっていくような感覚がした。


……うじうじしてても仕方ないわね。


ちゃんと、光に会おう。


考えるのは……きっと会ってからでも遅くないはず。



「そういえば、私って考えたらすぐ行動、な人だったわよね……」



だからニンゲンの世界に来たわけだし……


で、光に会えてわけだし……



って!!いつの間にか光のこと考えてしまっている……



「もう……今日は会うまで光のこと考えるのはやめよう……」



またモヤモヤ、というか……頭の中がごちゃごちゃしてしまう。


そんな気持ちで光に会いたくないし……


……街に出てみれば気分転換でもできるかしら?


朝だからそんなにお店は出ていないと思うけれど……



「うん、行きましょ」



そして私は街に出て行った。












ザワザワ………


ガヤガヤ………



たくさんの人の賑わいと食べ物の匂いで街は賑わっていた。


初めてだったから…朝がこんなにも賑やかだとは……


思わなかった。


みんなどことなく忙しそうね……


ニンゲン達は朝、仕事に行って夜帰るのだったかしら……?


夜はそんなに賑やかではないのにね。




「きゃはははっ!早く〜」


「待ってよ〜!」





笑いながら私の前を通って行く小さな子供たち……


何となく……眩しいわね……



私…こんなこと思う性格だったかしら……


これも、夜の言ってた私の変わったところなのかもしれないわね……




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