You are my light



中に入ると案の定と言いますか、うん、ヘンな光景だ。


みんながここにこうしているなんて。



「満月、」


「みぃちゃん…」



みんな困惑を隠せていない顔で私を見る。



そうだよね……一応かな兄は理事長で、音兄も似たようなもので。


大ちゃんも先生って立場だもん。


そんな人たちが私の家に大集合。


困惑するのも当たり前、か……



「ちゃんと、みんなに説明するから」



えっと……どこに座ろう。


右手はかな兄と音兄が座ってて、左手は太陽たち……しかも両方とも定員オーバーに見えるんだけど。



「満月、おいで」



一番に呼んでくれたのは音兄。


素直に側に寄るとくるりと体を回されて、ストンと腰を下ろされる。


……うん、座れましたよ。でもね、でもね音兄。



「えーと、なんで膝の上なの?」


「ん?満月は怪我人だから。ちゃんと座らないとね」



いや、それは分かるよさすがに。


私は何故膝の上なのか理由を聞きたいんだって。



「ふっざけんなよ、音っ!!」



荒々しく立ち上がるかな兄。


久しぶりにかな兄がまともに見える。


そうだよ、たまには私たちのお兄さんっぽいところを……



「いつもいつも、お前ばっかりズリィんだよっ!」



…………は?






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