SS男子の落とし方
その後、電車に揺られること20分。


目的地の海が見えた。


「うわーっ!
海だぁ!綺麗!!」

やっぱりテンション上がる!

これぞ夏!


「海に入れねぇビビりのくせに、テンション上がるなんて犬並みだな。」


私を小馬鹿にしながら、咲也君も私の頭の上から海を見る。


「犬じゃありません。
犬掻き出来ません。」


「威張るなよ。一緒だろ?
雪見て尻尾振る犬と海見て煩せぇ芽依。」


「いーや、違うもん!
あ、着いた!!」



電車を降りて海に向かったー
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