SS男子の落とし方
「いや、あの...外に人が...」

マリアさんの指差す方向を見ると、見たことのない制服を来た女の子達がいた。


「同じ学校の子ですか?」


コクリとマリアさんが頷く。


そう言えば、晋也さんがイジメがどうとか言ってたっけ?


「良かったら、途中まで一緒に歩きましょうか?」


何でこんなこと言ってんだろう?

そう思ったけれど、ホッとした顔のマリアさんを見て、彼女を憎めない私もいた。


「じゃあ、一緒に行こっか。」


「ありがとう、ございますー」
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