SS男子の落とし方
「そういえば...
咲也君、私に用事でもあったの?」


「あぁ。」

咲也君が何かを思い出したようだ。


「今日から一緒に帰るからな。」


「え?でもせっちゃん...」


「瀬戸には俺から言ったから。」


逃げ道を無くされた。

こうなったら逃げるしかない?



「あ。
先に帰ろうとか思うなよ?」


先に釘を刺された。


「...はい。」


仕方なく頷いて、
咲也君と一緒に帰ることになった。
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