SS男子の落とし方
「そろそろ出るか。」

お会計を済ませて外に出る。


あとは帰るだけだよね。

何にも解決してないんですけど!


咲也君に誕生日を訊こうか迷っていると、

「俺の家、寄っていけば?」

と誘われた。


「良いの?」


「あぁ、まだ明るいしな。
体調悪いみたいだし、外でふらふら遊ぶよりかは内でダラダラ過ごした方が良いんじゃない?」


「心配してくれてる...」

感動のあまりつい声に出てしまった。


「そりゃ、大食いの芽衣がご飯残してたらな。
で、来るの?帰るの?」


「んじゃあ、お言葉に甘えてお邪魔します。」
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