SS男子の落とし方
そんなこんなで、あっと言う間に家に着いた。


「へぇ。ここが芽依の家?」


「うん。」


「ついでに挨拶しとこうか?」


「しないで下さい。」


家に入ろうとする咲也君を押し返す。



「俺...今の傷ついた。
繊細な学園の王子なのに...」


悲しそうな顔をする。



「繊細な人は自分のことを王子って言わないよ?SS王子。」



「言うようになったじゃねぇか。」


ワシャワシャと私の頭を撫でる。


髪型...崩れるんですけど。
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