花と雨の恋物語【短】





「あ・・・・拾うよ。」




気を取り直して、散らばったスケッチブックを一緒に拾った。






「うわ~、綺麗な花だね。君が描いたの??」



あまりにも上手な絵に、思わず目を奪われた。






「あ・・・・はい、私が描きました。私、花が大好きなんで・・」





彼女はニコッと笑ってみせた。





ドキン・・・・ドキン・・・・・





どうしよう?



どうして?



初めて逢って、初めて話したこの子に、



どうして俺はドキドキしてるの・・・・・。






< 4 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop