彼氏と彼女の抱く絶対的な秘密。
『って言われたんだけど…そういう事なの!?』
「さぁね」
放課後、また純香っち。
「クリスマスの夜を…友紀と共に一夜過ごしたい…って事かもよ?」
菜喜がそう言って、クスリと笑った。
そそそ、そそそそ
それって…そういう事、だよね!?
「ヤりたいって事よ」
『純香もっとオブラートに包んでよぉぉぉぉ!!』
「何、友紀、処女?」
『当たり前じゃん!!!』
「はい、処女手ぇあげて?」
はい、はい
あがったのは、二つの手
笑莉 と あたし。
ええええええええええ!?
『まじで?菜喜も?』
「あたしはねー…内緒、って事。」
菜喜がそう言って笑った。
『…で、純香』
「皆に言ったよね?中3の春の彼氏とだよ?」
『すぐ別れたよね』
「ほんと、あんなにあたしの処女をあげるなんてもったいなかったよ」
はぁ、と純香はため息をする。
「ま、ヤるにしてもヤるにしなくても、楽しんできなよ、映画」
菜喜がそういって、笑った。