彼氏と彼女の抱く絶対的な秘密。
『もう、やだ。何あの話…超いい話じゃん…』
あたしから溢れる涙は、感動の涙。
だってだって…だって!
出てくる少年が健気すぎて!まっすぐすぎて!!
最後超いいendで!!
感動しないはずがないじゃん!!
「いい話だったよね」
亜優は感情をさらけ出して泣くあたしに優しく笑いかけてくれていた。
目には、うっすら涙が浮かんでいた。
『亜優も泣いてる』
「だっていい話だったんだもん」
『だよね』
ふふ、と笑い合う。
『ちょっと、どっか行こうか?』
やっと涙の止まったあたしは、亜優の手を握って歩いた。
「どこでもいいよ?」
『うーん…じゃぁ…ゲーセン、とか?』
ちょうど目の前に合ったゲーセンを指さす。
雑貨屋さんはいっちゃったし、とりあえずここなら暇もつぶせるし。
「いいねぇ」
亜優はそう言って笑って、二人でゲーセンに入っていった。