彼氏と彼女の抱く絶対的な秘密。
シャンシャンシャンッ
シャンシャンシャンッ
シャンシャンシャーン、シャシャーンッ
BGMはすっかりクリスマス。
あたしもすっかり、クリスマス気分。
『ジングルベール、ジングルベール、すっずーがぁー、なるーッ』
「こんなところで歌わないの」
あれから少し時がたち…もう暗くなってきた。
あたしたちはあれからゲーセンや他のお店をいろいろまわり、最終的にここ、超大きいショッピングモールにたどり着いた。
ここには2,3日前くらいから、大きいツリーのイルミネーションがある。
それがみたくって、ここにきた。
『あーゆーう、早く行こうよ!』
「小学生かよ」
亜優はそう言って笑い、あたしの手をギュッと握った。
寒いはずなのに、あったかかった。